お葬式のことを考え始めたら、やっぱり気になるのが葬儀費用。
でも格安料金ばかりを重視すると、質がおろそかになって後悔の残る葬儀になることもあります。
納得の葬儀内容で、費用をできるだけ安く抑えたいものですが、「そんな都合の良い話は無いんじゃないか・・・」と思っている方へ。
実は、葬儀費用を抑えるコツがあるのをご存知でしょうか。
とくに家族葬はどんな葬儀にするか自由度が高いため、葬儀費用を安くする工夫をしやすいのです。
ここでは、家族葬の費用をできるだけ安くおさえるコツをご紹介します。
家族葬の費用を安く抑える4つの方法
早速ですが、誰でもできて、家族葬の費用を安く抑えるポイントを順番にご紹介します。
費用を安くするためには、ご葬儀当日ではなく生前のうちからの備えが必要。
ご家族のお見送りを少しでも考え始めたら、ご紹介する方法をひとつずつ試してみてください。
1.自宅での家族葬を検討する
ご葬儀を行う場所は、ご自宅・斎場・お寺・公民館などがあります。
当然、場所を借りるのに費用が発生しますが、ご自宅ならその費用はかかりません。
大勢の方が参列する一般葬では、敷地やお部屋の広さや駐車スペース、ご近所への配慮などを考えると、なかなかご自宅で執り行うことは難しい場合が多いでしょう。
でも家族葬なら、参列するのは少人数。しかも余計な気配りも必要ないご家族のみですから、ご自宅での葬儀も充分可能です。
ただし、ご自宅で葬儀を行うためにはいくつか条件があります。
ご自宅で家族葬をしようと思っていても、実際はできないというケースもあるので、生前のうちに葬儀社への相談が必須です。
- 故人が横になるスペースと、参列者が過ごせるスペースがある
- 葬儀を行う部屋に棺を運び入れることができる(搬入経路)
- 自宅にご遺体を安置できる(マンションや賃貸は規約を確認)
- 冷房で空調管理できる(お体の保全)
ほとんど全ての葬儀社でも無料で下見をしてもらえますので、自宅での家族葬を検討している方は生前のうちに確認しておきましょう。
2.家族葬の内容を工夫する
家族葬はしきたりや宗教儀礼よりも、その方らしさを重んじて内容を決められるのが大きな特徴。
ご家族のお考えに合わせて葬儀内容を柔軟に考えて、できるだけ費用を安く抑えられるように工夫してみましょう。
例えば、通夜料理や告別式料理を葬儀社には依頼せずに、手作りで思い出の料理をふるまったり、家族葬の後に馴染みのお店でお食事をするという方法もあります。
祭壇のデザインやボリュームも、節約につながるかもしれないものの一つ。
一般葬なら、ある程度は立派な祭壇にしてあげたいと感じるご家族が多いですが、ご家族だけのご葬儀なら華やかな祭壇でなくても良いかもしれませんね。
お料理や祭壇の他にも、家族葬だからこそ安くできる節約方法は色々あります。
誠実な葬儀社であれば相談にのってくれるので、担当者と一緒に品質良く費用は抑える方法を考えてみてください。
3.とにかく早めに生前相談しておく
生前から早めに葬儀社へ相談しておくこと。
これは一般葬、家族葬、一日葬・・どの葬儀スタイルでも共通の、葬儀費用を安く抑える方法です。
時間に余裕をもって葬儀プランについて相談しておくことで、一番最適なプランをじっくり選ぶことができ、無駄な費用がかかるのを防げます。
葬儀社によっては、ご希望に応じてオリジナルの葬儀プランを作ってくれるところもありますよ。
もし生前に何も準備をしておかず、ご逝去後にあわてて葬儀社探しや葬儀プランの相談をした場合、じっくり葬儀内容を考える時間もなく、無駄な費用がかかりがち。危篤・ご臨終の際には、ご家族は冷静な判断がむずかしくなりますから、生前のうちに葬儀社選びやプラン相談しておきましょう。
ご臨終後では割引が適用されませんので、どんなに忙しくても資料請求だけはやっておくことをおすすめします。
4.葬儀プランをアレンジできる葬儀社を選ぶ
家族葬の費用を安くしたいなら、ご家族の要望や事情に合わせて葬儀内容をアレンジしてくれる葬儀社を選びましょう。
費用を安く抑えるポイント2で「家族葬の内容を工夫する」とご紹介しましたが、内容をどれだけアレンジできるのか、対応の柔軟さは葬儀社によって異なります。
例えば、格安葬儀社でよくあるのが、選んだ家族葬プランにあらかじめ含まれている項目から、不要なものを減らしても減額はされないというケース。これではあまり葬儀費用を安くはできません。
葬儀内容を柔軟にアレンジできる葬儀社を選ぶと、不要なものはプランから減らしてその分の金額を減額してもらうこともできます。
つまり、本当に必要な内容だけで葬儀ができるので、納得の内容で費用を安くおさえられるのです。
まとめ 家族葬の費用を安く抑える方法
納得の内容で、葬儀費用を安く抑える方法をご紹介しました。
もう一度おさらいしておきましょう。
- 自宅での家族葬を検討する
- 家族葬の内容を工夫する
- とにかく早めに生前相談しておく
- 葬儀プランをアレンジできる葬儀社を選ぶ
家族葬は、他のご葬儀スタイルに比べて葬儀費用の工夫がしやすいお葬式の形。
せっかくの家族葬ならではのメリットを活かし、ご家族の負担を減らして後悔のないお見送りをしたいですね。
ご紹介した方法はどなたでも簡単にできる方法ばかり。家族葬を検討している方、まだ家族葬にしようか迷っている方も、ぜひ参考にしてください。
まだご葬儀について考え始めたばかりという方は、まずは、葬儀社からパンフレットや見積もり書を取り寄せて、生前相談することからはじめましょう。
とくに見積もり書では、葬儀費用がいくらかかるのか具体的な金額がわかりますので、必ず早めに取り寄せて確認しておいてくださいね。